毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

淡路島

2006年10月11日 10時34分59秒 | 観光
 沼島から土生に戻り、砲台跡を探すその道中、不思議な光景に。


 狛犬ならぬ狛ゴジラ? なんだ、これは?
 ここは、もしや…………。 
 あまりのショボさゆえ、あまりの変さゆえ、あまりのチンケさゆえ、クラクラとめまいさえ起こる異次元空間として一部のマニアに「聖地」とすら言われている場所。
 世の中の秘宝館をいっそう手作りっぽくして、いっそう貧相にして、いっそうなんだか古くさい紋切り型の解説を加えてできた場所。


 ああ、やっぱり淡路島ナゾのパラダイス!
 ここまで来たからには入ってみるべきであろう。寺でもないのに珍寺大道場に堂々と紹介された場所。中に関してはこの珍寺大道場の説明に譲るが、一言ご忠告。現在では、同じ500円の入場料を取りながらせんべいもくれないし、フリスビーもくれない。
 中の展示は下らないの一言。


 あ~あ、強烈な脱力感。
 こうなることは半ば予想できたのだからやめとけばよかったのに。
 二日酔いの朝。
 夜中オークションで突っ張っちゃった翌日。
 何度同じような後悔をしてきたことだろう。
 そして思う、「やめときゃよかった」と。
 ぐっすん、ぐっすん、と心の中で男泣きしながら、南淡路ロイヤルホテルにチェックイン。しかし、ほんとの不幸はこのあと襲ってきたのだ。

 ロビーをうろつく巨体な人たち。
 荷物を運んでくれるという申し出を丁重に断りながら、女性の係員と一緒にエレベータに乗り込む。巨体な人たちを不思議そうに見ていたぼくに彼女は微笑みながら教えてくれた。
 「国体の相撲選手や関係者の宿舎になってるんです」

 心を癒す温泉が………。
 あっちもこっちも巨体な人たちの肉。お胸のお肉。お腹のお肉。お尻のお肉。うわあ。巨体な人たちの全裸が迫ってくる!
 彼らにまざって温泉に浸かってると、自分自身がなんだかちゃんこの具になってしまったかのようだ。お願いだから食わないでね。


 国体なんか大嫌いだ。
コメント
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