沼島に行くには洲本からでも行けるが、土生からなら往復880円でお手軽。船に乗り込む人は釣り人を含めてたいていみな顔見知り。そんな中、釣り竿も持たずに、地元民でもない人間が観光シーズンをはずしたこの時期に乗っていること自体、異様な雰囲気をかもしているのかもしれない。
沼島港に着き、島をそのまま縦断していく。
港から歩いて5分程度は家並みが続くが、人の気配が少ない。
なぜか尾道に少し似ていると思ってしまった、尾道に行ったことないのに。
途中、池があって、なかなかの雰囲気なのだが、なぜかアヒル。これは放し飼いなのだろうか、それとも野生なのだろうか。まったく人の手が感じられないアヒル。
人家が切れると道はついているものの、周囲はジャングルの様相。そんな中しばらく登り続けるとアミダバエに出る。
バエ(婆岩)は岩のこと。ここに昔阿弥陀仏が出現した、という言い伝えがあり、アミダバエと呼ばれる。形から「カブト岩」などの名称もある。この向かい側に上立神岩がそびえている。
ここから再び平地に戻り、今度はおのころ神社をめざす。沼島が最初の島であるということでイザナギ、イザナミ2神を祀っている神社(どの島が最初の島かは諸説あり)。
まさにジャングル。いつ横から蛇やら野生動物やらオウムを肩に載せた水島が出現するやもしれない、なかなかおっかない雰囲気。思わず「埴生の宿」を口ずさむ。ヤブ蚊にたかられながら、この道を登っていく。山そのものがご神体である。
おのころ神社。神社という建物は、もともと日本の宗教的心情とは相容れないものではなかろうか。回りの雰囲気に比べ、この建物のそらぞらしさは………。アラハバキの祀りのように、岩だけ置いてあるほうが、その土地の記憶を延々と伝えるということに関していえばどれだけ有効だか。この建物が土地の聖性を奪っているように感じられる。
期待していただけにちょっと残念。まあ、でも、岩だけそのままの上立神岩の姿がよかったからよしとしよう。
港に戻る頃雨脚が激しくなってきた。悪天候ながら、ほとんど雨にたたられないラッキーな沼島滞在だった。
沼島港に着き、島をそのまま縦断していく。
港から歩いて5分程度は家並みが続くが、人の気配が少ない。
なぜか尾道に少し似ていると思ってしまった、尾道に行ったことないのに。
途中、池があって、なかなかの雰囲気なのだが、なぜかアヒル。これは放し飼いなのだろうか、それとも野生なのだろうか。まったく人の手が感じられないアヒル。
人家が切れると道はついているものの、周囲はジャングルの様相。そんな中しばらく登り続けるとアミダバエに出る。
バエ(婆岩)は岩のこと。ここに昔阿弥陀仏が出現した、という言い伝えがあり、アミダバエと呼ばれる。形から「カブト岩」などの名称もある。この向かい側に上立神岩がそびえている。
ここから再び平地に戻り、今度はおのころ神社をめざす。沼島が最初の島であるということでイザナギ、イザナミ2神を祀っている神社(どの島が最初の島かは諸説あり)。
まさにジャングル。いつ横から蛇やら野生動物やらオウムを肩に載せた水島が出現するやもしれない、なかなかおっかない雰囲気。思わず「埴生の宿」を口ずさむ。ヤブ蚊にたかられながら、この道を登っていく。山そのものがご神体である。
おのころ神社。神社という建物は、もともと日本の宗教的心情とは相容れないものではなかろうか。回りの雰囲気に比べ、この建物のそらぞらしさは………。アラハバキの祀りのように、岩だけ置いてあるほうが、その土地の記憶を延々と伝えるということに関していえばどれだけ有効だか。この建物が土地の聖性を奪っているように感じられる。
期待していただけにちょっと残念。まあ、でも、岩だけそのままの上立神岩の姿がよかったからよしとしよう。
港に戻る頃雨脚が激しくなってきた。悪天候ながら、ほとんど雨にたたられないラッキーな沼島滞在だった。