毎日が観光

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淳仁天皇陵

2006年10月03日 12時32分20秒 | 観光


 東京-神戸の航空運賃がなんと7,000円以下のバーゲンに飛びついて、神戸まで飛んでいきました。
 神戸から車で明石海峡大橋を渡って淡路島へ。
 飛行機を予約したあと、ホテルを取ろうとしたらウエスティンが満員。おっかしいな、淡路最近流行ってんのかな、土日でもないのに、と思っていたら、そうなんです、国体があったんですな。仕方がないので南淡路ロイヤルホテルに宿泊。
 写真は淳仁天皇陵。
 明治以前の天皇陵はほとんど京都・大阪・奈良にある。ないのは、平家とともに壇ノ浦に沈んだ安徳天皇、讃岐に流された崇徳天皇、大海人皇子に殺された大友皇子(明治になって弘文天皇)、そしてこの淳仁天皇。
 明治になって名づけられた天皇は3人。弘文天皇、淳仁天皇、仲恭天皇。弘文天皇が殺されたのは確かだけれど、あとの二人もそれっぽいなあ。
 淳仁天皇は道鏡の騒ぎに巻き込まれた悲劇の人。なんたって、彼の前の女帝が彼を廃してもう一度天皇になっちゃったりする騒ぎ。おまけに側近の藤原仲麻呂は反乱起こしちゃうし。
 廃されて淡路に流されて、逃げようとしたら捕まって次の日に33歳で死んだ。病死ってことだが、明らかに殺されてるっぽい。
 細かな雨が空気一杯に広がって、陵墓を覆っていた。
 人の悲劇に気を取られていて、のちに自分を襲う不幸にまだ気づかないわたくしと淳仁天皇陵であった。
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