毎日が観光

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室町砂場 日本橋本店

2006年02月16日 08時57分03秒 | 食べ物


 JR神田駅から日銀通りを2,3分行くと角にあります、室町砂場。1869年創業。
 6時頃入ると店は大入り。ネクタイを締めていないのは、2,3人の女性のみで、あとはみな背広姿のサラリーマン。それも若者ではなく、そこそこのご年齢層。たぶんぼくが最若年かも。店は広く天井が高いので、客が多くても圧迫感なし。店先の坪庭もまた広々感を出している(雪吊りしてあったけれど、あれは冬用のディスプレイなのかな)。
 ビールに、つまみ、初めてのお店なので冒険せずに鳥わさと玉子焼き。お通しにクラゲを梅で和えた物が出てきたけれど、これがなかなか美味。
 鳥わさは、普通においしいが、玉子焼きは少し甘めの懐かしい味。しかも絶品。
 さ、蕎麦を注文。今回は更級をもらう。
 別製ざる、という名。
 ざる、と言っても海苔がついてきたりはしない。普通のそば粉を使う「もり」に対して、更級を使う「ざる」ということである。名店盛りだとの評判を聞いていたので最初から大盛り(1150円)を。
 すごい。
 シャープでエッジがたっている上、コシも絶妙。喉ごしはまさに快楽。
 つゆは素晴らしい蕎麦を十分に受け止める超辛口。もともときりっとした辛口のつゆが好みなのだが、このつゆはほんとうにいい。辛さとダシとが両雄相立っている。
 ただ名店盛りは覚悟しなくては………。大盛りでも、少ない。柏・千住の竹やぶを彷彿とさせる。
 あとは店のスタッフのすばらしさ。名店と呼ばれる蕎麦屋さんのおばさんは実にすばらしい。メニューを手にしただけでスッと寄ってくる(しかも威圧感なく自然に)。客が多いのに、待たされるストレスは皆無。


 店を出ると運転手付きの車が待機中。神田の藪や九段の一茶庵あたりと同じ風景だ。
 アイドリングストップ運動にご協力しろってんだ。

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