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みやびやかな伝統風習

2022-03-07 13:48:40 | ブログ

段々と日が長くなり、少しずつ冬の終わりが見えてきた気がします

暖かくなる頃には、外出できる機会が少しずつ増えれば良いなと思います

 

先日、茶道のお稽古で「花月(かげつ)」という遊びをしました

五人で行い、亭主と客をくじで決めて行うもので、

一服点てるごとに一人ずつ木札を引き、「花✿」の木札が当たった人が次のお点前、「月☽」の木札が当たった人が出されたお茶を飲む、というのが基本形です。

 

私が習っている裏千家には様々な種類の花月が存在し、今回はその中のひとつである、香付花月(こうづきかげつ)という遊びをしました

お茶を頂く前に、読んで字のごとく、お香を利く所作が含まれています。

 

美しいお菓子を頂き花月スタートです

札を引いて、お香を利いて、お茶を点て、そして頂く、さらに最後には。。

なんと和歌を詠むというミッションがその場で課せられました

 

私を含め、あからさまに戸惑う生徒たち。。

 

和歌なんて詠む機会、日常生活では皆無です

お香に名がついており、それが和歌の課題となります。

今回のお題は「松風(まつかぜ)」。

札を引いて、お香を利いて、お茶を点て、頂く間、頭の中は松風でいっぱいです

お点前に全く集中できませんでした

 

最後に、考えた和歌を半紙に書くというさらなる課題が。。

結果がこちら

 

隠しましたが、本来和歌の下には詠み手の名前が書かれています

久しく使っていない毛筆で書く自分の字は改めて恥ずかしく。。

現代と昔の人々の遊びの違いを身をもって痛感しました

 

茶道が普及していた江戸時代では大名等、ごく限られた上流階級のものでした。

素敵な和歌を詠む殿方はモテたとのこと。。

難しさを痛感した今、かなりの納得です笑

 

伝統文化は、いとおかし。

と、今回は『はんなり』終わらせて頂きたく存じます笑(L.S)

 


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