良くもないけど悪くもない

緊急事態宣言下の大阪ですが、人間ドック受診のために久々に市内に出ました 
想像以上にあっちもこっちもお店は閉まっており、用事が済んだら早々に帰ろうと病院から最寄り駅へと歩いていたところ、ふと目に入った「生國魂（いくくにたま）神社」の文字に導かれたどり着いたのは・・・

通称「いくたまさん」と呼ばれる歴史のある社です。ついで参りはよくないと聞くので、人間ドックがついででした、みたいな顔をして参拝してきました。
境内にはたくさんの社や名所があり、道しるべもこのように渋滞気味

うっそうと木が茂る細い道の奥には女性の守護神の社があるそうなので、恐る恐る進んでお参りに

かの淀君が崇敬していたという鴫野（しぎの）神社です。

心という文字に錠前がかかっている絵馬と、中にも同じ模様の提灯があり印象的。願意は人に話さず、自分の心に留めるという意味があるようです。

そういえば今年はコロナ禍で初詣に行かなかったので、これが私の初詣。本殿にもしっかりお参りし、初詣の習慣で何気なくおみくじを引いたところ、出たのはなんと・・・

へ、へい!?
初めて引きました！調べてみると吉と凶の間で、要するに「良くもないけど悪くもない」という意味なんだそうです。
実は去年のおみくじで凶を引いてしまった私・・・一歩前進ということで、喜んでいいのでは？
しかも今の混沌とした世の中、良くもないけど悪くもない、何よりじゃないですか


帰りに大鳥居を見上げたら、寄進者がサントリー創始者の鳥井信治郎さんでした。大阪で大事にされてきたお社なんだなと実感しますね。珍しいおみくじにも出会えたし、ブログのネタにもなったし(笑) 良いことばかりだったような？すっきりした気持ちで帰路につきました。来年も忘れずにお参りしよう！
（N.K.）