旧寺内文庫

2010-02-09 07:09:09 | 岡山・広島・山口





 陸軍軍人で内閣総理大臣も務めた寺内正毅(1852~1919)の遺志を引き継いで建てられた私設文庫(大正10年築 1921)。 階上には正毅の遺品を陳列し、階下には正毅が朝鮮総督時代に集めた朝鮮関係の古文書などが収められ一般公開されていたそうです。 建物はRC造で外壁はタイルとモルタル仕上げ、内部も床や階段、更には階段の親柱などもコンクリートで仕上げられた造りになっているといいます。 永らく空家のような雰囲気で扉は固く閉ざされ、窓も全て塞がれてしまっているので内部の様子は窺い知る事が出来ませんでしたが、直線でデザインされた建物に反抗するかのようにポッカリと開いた裏手の丸窓(?)の存在が妙に印象に残りました。  山口県山口市桜畠3-1  05年12月下旬他


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