大正13(1924)年、北海道炭礦汽船(北炭)により夕張川沿いに建てられた水力発電所。 2年後に竣工した清水沢火力発電所と共に北炭の各炭鉱(ヤマ)に電力を供給してきました。 しかし昭和62(1987)年の真谷地炭鉱の閉山により北炭は夕張での採炭事業から撤退、この発電所も平成6(1994)年に北海動企業局に1億円余りで譲渡され、現在は4~5月の融雪期のみの発電に供されています。 北海道夕張市滝ノ上5 11年05月上旬
※参考『道南・道央の建築探訪』 2004
『そらち炭鉱遺産散歩』 2003
イギリス積みのレンガ。
☆印(五稜星)は北炭の社章。 この部分は色ガラスが嵌まっています。
レンガも苔生しる。
櫛形窓の上にアーチ窓。 反対側の側面にこのアーチ窓はありません。
雨混じりの天候で煉瓦の色も冴えず。
道内における私企業設置の発電所としては最初の物だそう。 小規模ですが発電コストが安かった為に有効に活用された施設だったといわれます。
お久しぶりです。
この発電所は、平成21年6月21日に外観だけを見学。林の中に忽然と現れ驚きました。
妻とその友人4人も含めた団体旅行でした。
川底の落差をうまく利用した発電方式には驚かされました。
ミカエル
良い雰囲気が出てると思います。
社章に色ガラスなんて素敵なんでしょうか?
その昔は随分お洒落心あったんだ。
ブログは時折、拝見していたのですが、筆不精(?)な性質ゆえコメントをしなかった不義理をお許し下さい。。
ブログにも書きましたがこちらの発電所は年に2か月ほどの期間限定営業。
それでも10月の紅葉まつりの時には内部の一般公開も行われているようですね。
自然の地形を上手く利用した発電、そして景勝地のように恵まれた大自然。
今あるものを最大限に活用する先人達の偉大さを感じる施設ですね。
再訪を期した去年(今回)の訪問も御覧のような涙雨。
赤レンガには青空が一番!と思っていたのでちょっと残念でしたが、
人間の力や意志が及ばないような雄大な景色の中に建っているので、これは致し方ないですね(笑)。
内部見学された方のブログなどを見ると、この☆部分には赤色のガラスが嵌まっていて物凄く綺麗です。
冬の期間は雪で埋まってしまうような場所なので、中で働く人達にはこの赤い星が太陽のようにも見えていたのかも…と考えてしまいました。