旧武毛銀行本店

2010-09-02 07:09:04 | 埼玉・千葉


 「国神銀行」と金融業の「共栄」が合併して明治35(1902)年に誕生した武毛銀行の本店新社屋として大正7(1918)年に完成。 煉瓦造(資料によっては木造レンガ積みとも)の建物ですが、女性の白粉(おしろい)化粧のように正面と側面の3分の1ほどを白色系のタイルで覆って明るい雰囲気に仕上げています。  埼玉県秩父市下吉田3871-1  08年03月下旬

 ※参考 『近代埼玉の建築探訪』 2006 



 「登録文化財」のプレートが誇らしげな正面玄関。


 2階部分の装飾。 大正時代の建築という事もあり、古典様式から一歩進んだようなデザイン。




 レンガは小口積み。




 この建物が建った頃の武毛銀行は資本金50万円を超える大銀行でしたが、大正11(1922)年に秩父銀行と合併してその歴史に幕を閉じる事になります。