鳥居本駅

2010-09-29 21:43:50 |  滋賀県






 昭和6(1931)年開通の近江鉄道・米原~彦根間に設置された駅で、何度も補修を続けながら開業当初より使用されているという小さな駅舎です。 赤い洋瓦を葺いた腰折屋根と、かつて使われていたというストーブ用の煙突が建物を山小屋のようにも見せ個性を演出しています。 ガラスの欄間(?)のアーチをくぐってみれば内部は小屋裏を見せた高い天井空間。 縦方向にとられた窓によって窮屈さを感じさせず、小さな建物を明るい空間に仕上げていました。  滋賀県彦根市鳥居本町647  09年10月中旬


 ※おまけ  こちらは駅を出てほんの少し歩いた所にあるT邸。 案内書きによるとT家は代々、鳥居本宿の本陣を務めたそうで、この建物は昭和10(1935)年頃にヴォーリズの設計により建てられたと記してあります。


 煙突がヴォーリズっぽい?


 こちらはT邸から少し南に行った所で見つけた建物。 現在は個人邸のようですが元は何かの事務所建築だったのではないかと思われます。 正面側に貼られた茶系のタイルと歯型の装飾が特徴的。


 写真が一部大きくなります。