明治33(1900)年に約五万円の工事費で建設された煉瓦造りの郵便局。 創建当初の名称は赤間関郵便電信局といい、現役の郵便局舎としては国内最古のものとなっています。 山口県下関市南部町22-8 09年9月下旬
古典的な様式をあしらったエントランス。 設計は明治31(1898)年から3年間、逓信省技師として勤めていた三橋四郎によるもの。
床下換気口のデザイン。
建物の平面プランはコの字型。 現在、中庭は局内に併設するカフェのテラス席になっています。
1階が郵便で2階は電信の業務を行っていたそう。 それぞれアーチ窓とペディメント付きの窓が並ぶ。
この部分を見れば煉瓦造というのも納得。 そういえば旧函館郵便局(明治44年)も煉瓦造ですね。
建物の裏側。 扉をくぐれば中庭に繋がります。
唐戸の交差点に架かる歩道橋の上から。 ファサードは古典的な装飾で賑やか。
軒飾りは10年くらい前に復元された物。 古写真と比べると立体感が無く、表面的な復元にとどまっています。