「国神銀行」と金融業の「共栄」が合併して明治35(1902)年に誕生した武毛銀行の本店新社屋として大正7(1918)年に完成。 煉瓦造(資料によっては木造レンガ積みとも)の建物ですが、女性の白粉(おしろい)化粧のように正面と側面の3分の1ほどを白色系のタイルで覆って明るい雰囲気に仕上げています。 埼玉県秩父市下吉田3871-1 08年03月下旬
※参考 『近代埼玉の建築探訪』 2006
「登録文化財」のプレートが誇らしげな正面玄関。
2階部分の装飾。 大正時代の建築という事もあり、古典様式から一歩進んだようなデザイン。
レンガは小口積み。
この建物が建った頃の武毛銀行は資本金50万円を超える大銀行でしたが、大正11(1922)年に秩父銀行と合併してその歴史に幕を閉じる事になります。
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