坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

約20の個を焼き食べる

2011年01月22日 | 坊主の家計簿
 牡蠣ツアー。

 加古川バイパスと、姫路バイパスってスゲー。無料の高速道路やんけ、あれって。なので、高速料金1500円で相生まで、早い、早い。

 気になる牡蠣スポットを3つ回って、もう1カ所ついでに「お!ここや!」とチェックして。結局日生まで行って、日生の『五味の市』で牡蠣三昧。平日の昼過ぎだったからなのかも知れんが、2000円分の牡蠣を買ったら、オマケで10個ぐらい付けてくれた。それをバーベキューコーナーで焼いて食べる。別途料金1000円(6名まで可能らしい)。合計3000円で焼き牡蠣を2人で「もうエエわ」っちゅうぐらい食べる。娘はあたった場合に怖いので牡蠣ではなく、他のもん。っちゅうか、牡蠣には全く興味を示さず、火の近くにも寄らん。
 当初の予定では「バーベキューは止めとこ」やったんだが、本命の店が満杯だったし、同じ所にある日生の有名丼屋も満杯。なので「まあ、いっぺんバーベキューでもしましょか?」だったのだが、結局、これが正解やったな。90分間場所を借りれるし、汚し放題やし。娘は牡蠣に一切興味を持たず、自分が選んだ『タコのお好み焼き風天ぷら』や、焼き穴子(デッカイのが3匹1200円。残る2匹は明日のおかず)や、ママが作ったおにぎりなんぞをワシワシと。パパとママは大量(多分40個ぐらい)の牡蠣を焼いて食べる事に懸命。まあ、「残ったら持って帰ろ」とクーラーボックス持参だったのだが、結局、全部喰ってもうた。

 やっぱし、産地で食べる牡蠣は気分的なもんもあるんかも知れんが、美味い。その前に満杯だった坂越の『海の駅』では牡蠣を引き上げて「ガラガラ」いわしながら洗ってはったし。もう、牡蠣、牡蠣、牡蠣、である。
 カラ付きの牡蠣を炭火の上に乗っけて、適当な頃合いになったら牡蠣ナイフでカラを開けて、貝柱を切って、喰う。醤油をほんの少し。美味かった。。。結構大きな牡蠣やったし、余りにおっきな牡蠣は「デカイの苦手」でママに依頼したのだが、美味かったぞ。人生の中で一日であれだけ大量の牡蠣を食べたのは初である。

 初といえば、娘、初の車酔い。相生から日生まで国道を使わずに海岸線を走ったのだが、途中、絶景のエエドライブコース。但し、多少の上下左右。娘、相生で買って車の中で食べてたイチゴを吐く。車中にイチゴの匂い、娘ゲロイチゴの匂いで一杯。「ゴメンね、ゴメンね」といいつつ、ママ、少し嬉しそう。真剣に心配しているのだが、何やら三半規管が出来つつある事に、三半規管が出来つつあるから車酔いを出来た事に、少し嬉しそう。私も、そう聞くと嬉しかったりするのだが、それ以前に「なんじゃい、それ」であったりする。

 阿弥陀如来の事を「親さま」と呼んだりする場合もあるらしいが、「親さま」はどういう風に育つと嬉しかったりするのだろうか?なんぞと、瞬間思ったりする。まあ、南無阿弥陀仏と念仏申すように育ってくれたのが嬉しかったりするのだろうが。

 帰宅する。明日の本堂での法事の為に、仏華を少し買い足して、少しだけ追加する。
 その作業が終わって、本日、終了。後は寝る前に本堂で念仏申すだけ。

 デスノートを録画して見る。

 デスノートでは名前を書かないと殺せないらしい。通りすがりの殺人で名前も知らない人を殺す場合もあったりするのだろう。でも、自分が殺した後には名前を知る。

 牡蠣の焼き具合は難しい。あ、ちなみに『牡蠣爆弾』だが、ありゃ、爆発する方向を気にしてりゃ、大した被害はない。牡蠣が開く方向は決まっているのだし、牡蠣爆弾の方向性も決まっている。横側からも熱い牡蠣スープが爆発して飛び散る事もあるが、まあ、そんなに被害はない。開かない方向は大丈夫。なので、人の居る方向を気にして牡蠣を並べて行けば、そんなに大した事はないぞ。
 で、焼き加減。同じ様に焼いたつもりであっても、同じ時に並べた牡蠣であっても、まあ、炭火の都合もあるのだろうが、「おお!これは完璧ではないか!」と、まあ、牡蠣を開いたら、貝柱が勝手に離れてくれたり、あるいは、それ程面倒なく離れてくれる。牡蠣だって、『個々』である。「なんでやねん、同じように焼いたのに、なんでキレイに焼けてくれへんねん」とは、アホである。個を無視した思考回路である。で、私は『個を無視した思考回路』なので、「なんでやねん!」と(笑)

 焼く、違う、でも、約20の牡蠣を焼く。焼いて頂く。



  朝焼け小焼けだ大漁だ
  オオバいわしの大漁だ

  浜は祭りのようだけど
  海の中では何万の
  いわしの弔いするだろう
 (金子みすゞ『大漁』)



 個。名前も知らないが、個。名前はなくとも、個。