坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

正月のはな

2010年12月30日 | 坊主の家計簿
 正月の華をやる。
 正覚の華ではない。正月の華である。んが、なんとなく葬儀の時の

 ♪正覚のはなより化生して
  衆生の願楽ことごとく
  すみやかにとく満足す

 なんぞを思いつつ、正月の華。
 初の正月の華。若松というんだろうか?1本150円で売ってた細い松を何本か組み合わせて芯(真)にして、その他、結構高かったナンテンや、これも高かったなんという名前か忘れた松、梅、菊、「なんでスプレーで塗っとるねん!」の枝なんぞを使っての正月の華。

 作業開始前に、「いつも御世話になってます」の仏華のサイトで美的感覚を養う。え~。。。どうせ真似は出来ないのだが、とりあえず色々な仏華を見て作業する。

 なんとか完成する。あくまでも「なんとか」なんだが(笑)まあ、仏華サイトの見事なまでの仏華を見ると「うちの門徒さんは不幸」なんぞと思ったりするのだが、まあ、判断するのは向うだし。

 しかし、まあ、法話も読経も仏華も書道も、その他、何から何まで見事な住職なんぞも仰山居てるわけであって、そういう人に会うと「うぅぅぅ。。。」と思ったりする。


  如来浄華の聖衆は
  正覚のはなより化生して
  衆生の願楽ことごとく
  すみやかにとく満足す
 (親鸞聖人)

 
 誰がこの和讃を葬儀の時に勤めるように制定したのか知らないが、感謝。
 私にとっての『如来浄華の聖衆』は、葬儀の場面では、故人である。

【どの人生も、どのいのちも、手を合わせずにはおれない厳粛さが貫いている。】(佐野明弘)

 そのいのちを人生を生きている真っ最中である。