エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

霜柱踏む

2014年12月31日 | ポエム
霜柱が、むくむくと成長する。
よく見ると、透き通っている上にあたかも流氷のように青く輝いている。

けれども、ぼくのカメラではとても表現しきれない。



霜柱を撮っていると、良く男の人が声をかけてくる。



男はみんな気になるらしい。
そして、踏んで遊ぶ事を記憶の中から引っ張り出す。

霜柱は男の子の遊び道具だったのだ。







「霜柱女は踏んで遊ばない」







今日は、大晦日。
明日はいよいよ新年である。



霜柱も、新しい光を纏うのだろうと思う。
白いハタを纏うのは、新鮮な感覚を呼び覚ますのである。



霜柱を踏んで、新年を迎える。
懐かしくもあり、悲しくもある。

エピローグを進んでいる。



       荒 野人