エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水仙咲く

2014年12月20日 | ポエム
水仙が咲き始めた。
誠に楚々と咲いているのである。

口をしっかりと閉じていたのだけれど、少しづつ唇を開いてくれる。
官能的な花である。







「マンドリン爪弾く白き水仙花」







場所によっては、まとまって咲いている。
我が家の周辺では、まだまだ少ない。



年明けには、下田の爪木崎に出かけてみようかとも思っている。
爪木崎の水仙は、羅性で群生している。



水仙は、マンドリンを連想させる。
マンドリンと云えば、萩原朔太郎。
前橋、である。



この手回しのオルゴールは、朔太郎の作曲した曲が奏でられる。

ぼくは、俳句につまるとこのオルゴールをゆっくりゆっくりと回す、
心が安らんで来る。
単音で奏でるメロディーは、不思議に安らぐのである。



       荒 野人