エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落葉一葉「梅」

2014年12月02日 | ポエム
花が開く時に、大きな喜びを与えてくれるのは「梅」である。
春の予感を、温かく伝えてくれる。

ああ、それなのに黄葉はあまり評価されない。
だがしかし、美しいのである。

梅の鉢植えを眺めてみれば、その鮮やかさに驚嘆するはずだ。
黄色く、丸く目に優しい。





「梅の木のもみじとなりて散りにゆく」




こうして、ひっそりと散っていく。
梅の黄葉は、健気なのである。

我が家は、二鉢の梅があるけれど・・・どれも鮮やかに黄葉している。
そているし、散り際も又見事なのである。



       荒 野人