エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

霜柱

2014年12月16日 | ポエム
霜柱に視線を据えて、公園を歩いたのであった。
風が刺すようであったけれど、気分は上々。



この年、初めてじっくりと霜柱と対峙した。
キラキラとして、クリスタルな霜柱である。

日が当たると、たちまち融解する。
短い命の霜柱である。
だがしかし、その儚さが迫ってくる「美学」を体現する。







「朝まだ来ゆっくり育つ霜柱」







午前中、ずっと公園内を歩いた。
昼は、頂かなかった。

それほどの空腹感が生じないのだった。

昼、見上げると月が淡々と天に架かっている。



その月の傍を、飛行機が航跡を描く。
飛行機雲を出さない航空機もある。



こうした、写真が撮れたのは僥倖であった。
どこへ飛んで行こうとしているのか。

飛行機と云う乗り物は、大好きである。



      荒 野人