エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

STAP細胞はあります! 

2014年12月22日 | ポエム
「STAP細胞はあります!」
この言葉に、ぼくたちは希望を繋いだのであった。

けれど、いまの小保方さんは稀代の詐欺師だ。
多くの人々の期待を裏切った!
しかも、難病で苦しむ人々。
ややもすると社会的弱者となってしまう、障害を持つ人々を騙したのである。

いや、絶望すら与えたのだ。

刺激惹起性多能性獲得細胞(しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells)とは、動物の分化した細胞に、弱酸性溶液に浸すなどの外的刺激(ストレス)を与えて再び分化する能力を獲得させたとされる細胞だ。
その英語名から一般にはSTAP細胞(スタップさいぼう、STAP cells)と呼ばれる。

この細胞をもたらす現象をSTAP現象。
STAP細胞に増殖能を持たせたものをSTAP幹細胞。
胎盤へ寄与できるものをFI幹細胞と呼ぶのである。




小保方晴子さん「STAP細胞はあります!」





悲しい。
ぼくの知り合いにも、この研究の成果を待ち望む方が多くいる。

けれど、スタップ細胞は無かった。
科学的な論拠を失ったのである。

科学の世界で「ちょっとしたコツ」なんて云う世界がある事自体、不思議であった。
騙され、期待し、そして夢を見た。

民主党の裏切りも酷かったし、オレオレ詐欺も酷いけれど・・・小保方さんの裏切りは辛い。







「裏切られ夢砕かれし冬の風」







この冬は、多くのヒーローが彼岸に旅立った。
ヒーローは裏切らなかった。

一途である事の美しさを、教えてくれた。
ぼくたちは、一途さに感動した。

団塊の世代は、純情で涙もろい。
涙腺は、齢を重ねてますます緩んでいる。

頭のどこかでは、まだスタップ細胞の存在を信じていたい!!
だから・・・さらば小保方という稀代の詐欺師よ!



      荒 野人