エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

寒木瓜

2014年12月29日 | ポエム
木瓜の木は、すっかり葉を落として冬眠に入っている・・・。
かのようだ!



けれど、部分的には青々とした葉を残す。
それが命の営みを感じる縁(よすが)となっている。







「寒木瓜の点睛となる緋色かな」







緋色の点睛である。
寒木瓜は、点睛である。

寒木瓜に緋の花が無ければ「画竜点睛を欠く」結果に陥るのである。



木瓜の花の花言葉は・・・。
「指導者」「先駆者」である。
厳冬の花としては、納得である。

けれども、下記のような花言葉もある。
「熱情」「魅感的な恋」「平凡」「妖精の輝き」
寒さの中で持ち続ける「パトス」に敬意を表したのであろうか・・・。




     荒 野人