内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

童謡歌碑散歩 Ⅲ 叱られて

2014年04月06日 | 日記



『 叱られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子はぼうやを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ こんと狐が なきゃせぬか・・・』

私のもっとも好きな童謡の『叱られて』の歌碑を見付けて来ました。場所は東京の下町谷中、最近では『谷中古寺巡り』としても若い人達には『人気スポット』にもなっている一角にある『全生庵』なる由緒正しきお寺の墓地の中。このお寺さんがどんなに『由緒』が有るのかは後に回して・・・



『童謡・叱られて』・・・作詩・『清水かつら』  作曲・『弘田龍太郎』共に大正期に童謡・唱歌の名曲を現代に伝えた音楽家です!

歌碑は、この『全生庵』に眠る『弘田龍太郎先生』の墓畔に有りました。この先生の作曲した童謡には『叱られて』の他『浜千鳥』 『鯉のぼり』 『金魚の昼寝』 『雀の学校』 『春よ来い』 『靴がなる』・・・等などどれもこれも、今でも皆が良く知っている童謡ばかり・・・アップしたイカツイ顔の何処から、こんな可愛い童謡が生まれるのか・・・この時代の音楽家では偉大な『先生』だったんでしょうね!



谷中四丁目にある『全生庵』です。バスに通り面していて、ウッカリすると通り過ぎてしまいそうな・・・でも、かなり立派な造りのお寺です! 『勝海舟』 『高橋泥舟』と並んで『幕末三舟』と言われ、明治天皇の『家庭教師』まで務めた『山岡鉄舟』が、幕末・明治維新で国事に殉じた人々の菩提を弔う為に私財を投じて建立したお寺だそうです!



境内には、山岡鉄舟に『禅』の道で師事したと言う、落語家・初代『三遊亭圓朝』の碑や四代目・『三遊亭圓生』のお墓も有って、毎年夏には『三遊亭円楽』の一門会なども行われているそうです!



私の趣味の一つに『尺八吹奏』が有ります・・・その中でも『童謡・唱歌』を吹く機会が多く、よくお招きに預かる『老人ホーム』では必ず童謡を吹いて皆さんとご一緒に合唱をするのが定番です。 一番得意なのが『叱られて』です!



次回の『第19回・演歌十八番』では、久々に私の『尺八コーナー』をやろうと思っております、勿論この『叱られて』は外せません・・・



当日は『謎の虚無僧』も尺八を吹きながら現れるのでは・・・ご期待下さい!
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