内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

花見考

2011年04月05日 | 日記


東京は北新宿の神田川の桜です。

今年は例年より3日位遅い開花、花冷えとはよく言ったもので、やっと咲いたと思ったら冬の寒さに逆戻り今朝はまだ五分咲き・・・





震災直後の3月13日に同じ場所から撮影したまだ堅い蕾の桜です。

桜・・・満開になると豪華絢爛、とても華やかで心もウキウキして来ますよね。

例年出演させて頂いておりました、『中野通り桜まつり』のイベントも東北大震災の未曽有の災害を鑑み中止となりました。中野だけではなく各地の派手なイベントやコンサートも延期か中止が相次ぎました。これは主催者の見識・良識だと思っております。

直後のNHKの歌謡コンサートも放送延期でしたね。あの日は『鏡五郎さん』もご出演と言う事で私もNHKホールへ応援にはせ参じる予定でしたが来週の12 日に延期されました。

ところで、ある女性大臣が元気のない昨今、お花見位はどんどんやって元気を取り戻すべきだ・・・と言ってましたね。ある意味では然り・・・かも知れません。が、今なお被災地で避難している人達の大変な苦労や、先の見えない原発事故の処理を考えたら以前の様な大騒ぎのお花見は普通の神経では出来ませんよね。

ところが・・・ここ神田川では昨日・一昨日は土日とあってお花見の席取りのブルーシートが朝から所せましとひかれていました。恐らく桜の花の下で大酒をのみ馬鹿騒ぎをした人達もいたのでしょう。翌朝のゴミ集積場所はゴミの山、食べ残しも沢山ありました。
寒い避難所にいる人達には見せられない光景です。

お花見を奨励していた女性大臣さんがこの光景を見て、それでも日本の元気を取り戻すためには『お花見』というのでしょうか。

桜はとたも綺麗で心を癒します。何も車座になつてお酒を飲み大騒ぎなどせず、静かに桜を楽しむのも良いのでは・・・・せめて今年の春は。

いつの日か、津波に流された土地にも桜が蘇る事を祈りつつ・・・・・
コメント (12)