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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

土地言葉

2024-08-12 18:49:01 | 日記

昔話大学から再話、昔話の語りとして、【方言】という言葉は使わない。
【土地言葉】と言っている。

九州の人の語りは、義母を思い出す。
遠野の昔話を聞いていると、一つ一つの言葉は理解できないが、内容はわかる。
なんとな~く温かで、気持ちほんわかとなって、囲炉裏端でおばあさんのお話を聴いている雰囲気がある。

さて、本題。

先日、お客様から注文の電話が入った。
「青森、弘前の・・(グニャグニャ…)・・・」
「・・・」弘前までは聞き取れるけれど、あとの言葉が聞き取れない 何て言っているの ヤバ

どうやら、木酢の注文で、いつもは携帯にかけているのだが、番号が今、手元にないから…家電にかけているとのこと。
注文なので、「送り先の住所を教えてください」と頼んだ。
「弘前市・・グニャグニャ・・・」
どんな字を書きますか?」
「ひろさきは~」
「いや、弘前はわかります そのあとの地名の字を教えてください」

こんなやり取りを繰り返して後、番地は何とか聞き取れたので、地名がわからずとも郵便番号で調べればいいと気づいた
そして、名前を聞いて、な~~んだ 常連様じゃん
声のトーンは下がって、「いつも、ありがとうございます。では、送っておきますね
無事、終了と言いたいが、その間、汗が半端なく吹き出ていた

データを調べて納得
地名は、小学1年生で習う字だった
だから、説明に困っていたのか
でもなぁ~ いや~~ まるで違う音にしか聞こえなかった

独身時代に青森の駅で一晩明かした時のことを思い出した
朝一の大阪行きの列車に乗るべく、駅のホームの待合室で過ごそうとした私。
すでに青森駅での【駅宿】は過去のもので、そんなことしているのは私一人だった
時は10月末。自販機のホットコーヒーを買って、暖をとっていた。
見回りをしていた駅員さんが、私をみつけ、ストーブのついている駅の事務室に入れてくれた。
事務室に入ると、駅員さんがもう一人の駅員さんに状況を説明していた。
二人の会話は、まるでフランス語を聞いているようだった。
懐かしくも、笑える思い出だ。

夜、帰宅した主人に注文があったことを報告。
「いつも聞き取れているの
「あぁ、ず~ず~やろ」以上。
多分、「はい、は~い」で、数だけ聞いて、データを見て、送っているのだろう