先月「読書の秋」と書いた割りには、読破出来た本は1冊(^_^;)
本が読めない状況は相変わらずである。
趣味が”読書”とか、秋の夜長に優雅に本の世界に浸る・・・なんてのをず~~~っとあこがれてはいるのだけれど、柄ではないのだろうか?!現実は、ほど遠い日常生活である(^_^;)
さて、その1冊。
図書館でみつけて、うれしさの余り思わず「ゼロ!!」と叫んでしまって、目の前にいた司書さんに笑われてしまった
『永遠の・・・』ではなくて、『神様のカルテ 0』である。
1,2,3と読んで、4冊目が0なのである。
いずれも私には珍しいくらい一気読みしている本で、今回も図書館で借りて、軽く貸し出し期間内に読破 感動感動感動
その中の一場面。
私が読み聞かせをしていて「本は楽しいよ、本を読もう!」と勧めるのに、とても説得力のある言葉があった。
私にとっても大切と思ってノートに書き写した。”読書のススメ”として知ってもらいたくて、ここにも載せる。
会話を回想する場面。
本はよいですな
・・・
ヒトは一生のうちで1個の人生しか生きられない。しかし本はまた別の人生があることを我々に教えてくれる。
たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる。
困っている人の話、怒っている人の話、悲しんでいる人の話、喜んでいる人の話、そういう人の話をいっぱい読む。すると、少しずつだが、そういう人々の気持ちがわかるようになる。
わかると良いことがあるのですか?
優しい人間になれる。
今の世の中、優しいことが良いことばかりではない。
それは、優しいことと弱いということを混同しているからです。優しさは弱さではない。相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのです。
優しさというのはね、想像力のことですよ。
・・・
しかし、優しい人は、苦労します。
最後の”苦労”は省こうかな?とも思ったけれど、いいことずくめみたいな書き方をしてもいけないと思って、正直に最後まで載せておく。
そういえば、今やっている大河ドラマ『花燃ゆ』の第1回でも松陰のセリフに似たような一節があった。
本は文字ではない。
本はヒト。
開けば触れることができる。
他の人の考えに、世界のあらゆる人、すでに亡くなった人にも出会える・・・
あぁ、もっと早くに教えてもらいたかった。
今からでも遅くないよネ
1冊でも多く読んで、1つでも多くの人生を味わってみたい
『・・・カルテ0』を読み終えて、学生時代に戻りたい 信州に行きたい
今、私の心は信州を旅している
こんな感想も、本の中の人生を味わった結果から沸々と生まれてきたもの。そんなのも有りだよネ