ダウンワード・パラダイス

「ニッポンって何?」を隠しテーマに、純文学やら物語やら、色んな本をせっせと読む。

21.11.10 時事的放談05 批判的思考(21.11.17に一部加筆)

2021-11-10 | 戦後民主主義/新自由主義
 本日も、まずは皆さんのツイッターから……。






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山崎 雅弘
@mas__yamazaki
この国のジャーナリズム(NHKと東京の大手報道企業)は、いよいよ危険水域に達していると強く感じる。
朝日新聞も毎日新聞も「報道特集」以外のTBSも、明らかに様子がおかしい。半年前と比べても、論調が政府に追従的で、ただでさえ少ない批判的思考(クリティカル・シンキング)が姿を消している。




青木 俊 新作「逃げる女」(小学館)発売中
@AokiTonko
メディアの悪口ばかり言いたくないが、↑を日々実感する。どーしてこうなっちゃうのか。理由はいろいろあるのだろうが、「クリティカル・シンキング」を嫌がる時代の波にメディアも呑まれているということか。「クリティカル・シンキング」がなければ、何も前に進まず、何も生み出されないというのに。




山崎 雅弘
@mas__yamazaki
メディアは「最近の若者は『批判』にネガティブな印象を持っている」「だから野党は人気がない」などと傍観的に論評しますが、そもそも日本の学校教育自体、諸外国と比較して異様なほど「批判的思考」を育まず、無批判服従を良しとする調教を続けました。その成果が現状です。




Daydreamer
@HeadinCloudNine
圧力がかかっても横の連帯で対抗しようとはならないのですね、きっと。ジャーナリストである前に組織人になってしまっている人が多いのだろうと想像します。おそろしく危険です。










ダースレイダー
@DARTHREIDER
データがいつ、どこのものか?はさておき実感として納得度が高いです。「批判」という言葉にネガティヴイメージがセットで埋め込まれている。



青木 俊 新作「逃げる女」(小学館)発売中
@AokiTonko
それにしてもすごいな。「生徒の批判的思考を促す」率。欧米が軒並み90、80台、アジア諸国も70台、日本はなんと20台。
これでは授業じゃなくて調教と言われても仕方ない。結果、思考力そのものが低下する。




猫=リュック・ポンティ
@nasitaro
積極的に独裁国家を求める地盤が出来てるんだよな。これは最早諦めきった奴隷の心理状態。




山崎 雅弘
@mas__yamazaki
民主主義とは「強い力を持つ一部の人間の横暴に、弱い者が連帯・団結して対抗すること」でもあるはずですが、日本の教育は「上の人間に従順に従う」が主眼で、しかも受験競争とは他人を蹴落とした方が有利になる「競合」。子どもの頃から「連帯して対抗」を教わる機会がない。


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Newsweek日本版21.11.10
<日本で一番多いのは、年収100万円台で貯蓄ゼロの世帯という過酷な現実>


履歴書の見本に「パソナ太郎」
大阪市、委託企業名を記載
© 一般社団法人共同通信社
2020/11/18 18:56 (JST)





にゃんとま~
@nyantomah
「一部の既得権益者に利益が集中し、国民が高いコストを払わされるシステムをつくってきたのは、ほかでもない竹中氏であり、そして最大の既得権益者。そんな「小泉改革以降の新自由主義的政策」を象徴する人物を岸田首相が重用したことは、もはや笑うに笑えない」10日


猫=リュック・ポンティ
@nasitaro
まさか竹中平蔵嫌いな人たちが自民党や維新に入れてんの?馬鹿じゃね。



shinoda soshu
@ssoshu
これは僕らが反省すべきところだと思う。「自民党=竹中平蔵ですよ」っていうアナウンスが足りなかった。まさかそんなに知られてないとは。と言うか「竹中平蔵は嫌いだけど自民との繋がりは知らなかった」なんていう認識の仕方が存在するとは。皮肉とかでなく本気で不思議。逆に何を嫌ってたんだろう。




共同通信公式
@kyodo_official
GoToトラベル再開、1月以降に



Ame
@aamecandyrain
こんなのやらなければ何十兆円浮くことか。遊ぶ人の援助ばかりじゃなく、遊ぶ余裕のない人々に支援を。


中嶋 哲史
@J_J_Kant
日本が凋落する理由は、人を個人として大切にしようという規範が根本的に欠落しているからだろう。人を組織の一員としてしか見ることができず、組織の外の人間には敵対感情しか抱かない。これでは社会の中に対立が生まれるばかりで、個人と個人が結びつき、支え合いながら前進する社会は作れない。

kaz hagiwara(萩原 一彦)
@reservologic
戦中の話を読むと、この「日本が凋落する理由」が凝縮されているよね。安倍晋三氏はそういう「ニッポンヲトリモド」したいのだろうし、岸田文雄首相もその路線にいる。




Kazuo Uozumi(蘇民将来子孫家門&ANTI-FASCISM)
@forthman
何よりコワイのは、この状態がもう2~3年、ヘタしたらあと4年間も続く可能性があること。


猫=リュック・ポンティ
@nasitaro
そんな短期間とはとても思えないんですけど。

 
山崎 雅弘
@mas__yamazaki
批判的思考とは、何でもケチをつけて文句を言うことではない。物事が「本来あるべき状態」から外れているのではないか、皆が当たり前と思う何気ない言葉や慣習が、実は社会に悪い影響を及ぼしているのではないかと「気づく」能力。その能力を持つ大人の割合が高い社会は大きな脱線事故を起こしにくい。





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 「批判」criticismという語はたんに「難癖」とか「アラ探し」といったレベルに留まるものではない。自らを取り巻く情況を厳しく見極め、的確に判断を下し、自身が正しいとみなす方向へと進むよう促すことでもある。それはほとんど「考える」ことと同義ですらある。近代の基礎を形作ったE・カント(1724/享保9~1804/享和4年・文化元)の主著が『純粋理性批判』(英語でいえばCritique of Pure Reason)と名付けられていることを思い起こせばよい。
 そのような意味での「批判精神」を涵養しない(どころか抑圧する)傾向が日本の土壌に根づいているのは確かだ。たんに教育だけの問題とはいえない。それにしても、ここまで酷くなったのは安倍政権がはじまってからだ(もちろん今も「安倍政権」は続いている)。







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