風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

なんか羨ましい~

2006-09-16 08:32:46 | 開田の風景

   本日   午前6時 13,9度

昨日は一日良いお天気。

シーツを洗って、お布団を干して

まな板と食器ふせとフキンも漂白して、日光消毒も・・・

「あ~気持ち良かった!」  

 

いつもウォーキングの道が限られているので、

一度遠い所まで行って、バスで帰って来よう・・・と思い 

1時間で行ける所まで歩こうと、夕方から出掛けました。

大体予想としては、「木曽馬の里」で1時間と思い、

帰りのバスの時間も調べて4時に出発しました。

普段バスや車からは見えない所に

「サラシナショウマ」が群生しているのを見つけたり、

「マツムシソウ」が結構咲いていたり・・・と収穫ありで、

「木曽馬の里」に着いたのもピタリ1時間、予想的中 

バスの時間まで余裕だったので、

コスモスの種をちょっと採らせて頂きました

でも5時半くらいになると、もう人通りもなく

涼しい風等吹いて淋しい雰囲気に・・・

心細くなって帰って来ました。

 

写真はその道すがらにあるモロコシ畑の「案山子」です。

(撮影はちょっと前ですが・・・)

なんかイイなあ~と思いません? 

青空の下、一応お役目はあるんでしょうけれど、

そんな事、どうでもイイよ・・・って感じで立っています。

鳥を追うためなのか、通る人を見守るように立っているのか。

多分見る人の心によって、

色んな事を語りかけている風に見えるのだと、私は思います。

私達が子供の頃は田んぼも沢山あったので、

「案山子」も結構見ることが出来ました。

でも最近ではそれに代わる、大きな目玉の風船や

CDのお古、カラスを思わせるような黒いビニール等が

仕掛けてあって、なんか情緒がないなぁ~って思います

情緒」なんて言葉、まだ生きてるのかな?

 

故郷の県の南の方に明日香村という所があります。

石舞台」で有名な所です。 

そこの稲淵地区と言う所に棚田が沢山あって

お彼岸が近づく頃になると

彼岸花がそれはそれは沢山咲くことで有名で、

棚田と彼岸花のツーショットを撮りに

休日などはカメラマンが、どっと押し寄せます。>>

彼岸花、もうそろそろ咲き始めるのでしょうか?

ここ開田では見る事がありません。

鉢植えのクリーム色の彼岸花を開田に持って来たのですが、

今年咲いてくれるのでしょうか?・・・心配です

その明日香村稲淵で、毎年「案山子コンクール」なるものが開催され、

ユニークな案山子が田んぼの中に立ち並びます。

今年のテーマは「夢」だそうです。

開田ではそんなに「案山子」を見ることはありません。

・・・というのが田んぼが少ないせいでしょうか?

お米を作っている田もあるにはあるのですが、

それよりも、畑のほうが多い気がします。

 

この「案山子」、何を見てるのかな?

何を考えてるのかな? いつまで立ってるのかな?

雪が降ったら薄着で寒いだろうな?

毎日どんな開田を見てるのかな?

横に並んで立ってみたら、景色はどんな風に見えるのかな?

なあ~んか平和でいいよな! ちょっと羨ましいかも。

でも私もこの「案山子」さんと、

あまり変わらない毎日を送っているみたいなものですが。

案山子」さんの「お~いっ」って声が聞こえてきそうです。

この「案山子」のテーマは?