HICKとは
“ウブな人、田舎者、カモ”という意味だそうです。
あられもない言いよう・・・(笑)
「HICK ルリ13歳の旅」43点★★
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アメリカ中西部の田舎町。
13歳になったばかりのルリ(クロエ・グレース・モレッツ)は
ともに酒浸りの
どうしようもない両親にうんざりし
家を出て、憧れのラスベガスに行くことにする。
ヒッチハイクをしたルリは
青年エディ(エディ・レッドメイン)の車に乗せてもらうが
この先、様々な試練が待っていて――?!
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クロエ・グレース・モレッツの
かわいさ全開!
でも、それだけ!(笑)
なので、かなり残念でした。
ルリは
映画好きで、空想好きな女の子。
彼女が映画スターになりきって、
鏡の前でセリフを言ってポーズを取るシーンとか、超カワイイし
映像の色合いもオシャレで、
衣装も小物も可愛らしい。
音楽もいい。
と、舞台装置は整えたけど、
圧倒的に貧素な脚本にうんざり。
ルリが行く先々で出会う人は
サイコ野郎だったりヤンキーの姉御みたいだったり、
定番におかしな人ばっかりだし、
そのなかで世間知らずの13歳の女の子が
「アンタ、こうなるよ」と親に脅かされるような
目にまんまと遭ってしまうという
その身も蓋もなさよ(苦笑)
原作と脚本を担当したアンドレア・ポーテスという女性の
半自伝的な話らしいですが
ということはやっぱり
若い家出娘への教訓・・・なんですかね。
★11/24(土)からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
「HICK ルリ13歳の旅」公式サイト