アハハ。マンガだねこりゃ。
て、マンガか(笑)
「大奥」72点★★★
時は江戸、正徳6年(1716年)。
男だけが感染する疫病のせいで
多くの男子が死に絶え
男女の役割が逆転した時代。
貧乏旗本の息子・水野(二宮和也)は家を救うため
大奥にあがることを決意する。
そこは一人の女将軍・吉宗(柴咲コウ)のために
3000人の美男が集められた
女人禁制の男の園だった……いや~~ん(笑)
しっかし面白いこと考えますなあ。
原作者よしながふみの奇想天外な発想の妙が
7割だと思うんですが
その発想から想像する以上の面白みがありまして
かなりウケてしまいました。
あまりにもギャグな美青年ズラリの図や
そのなかで一人、ちょんまげの二宮が
キリッと引き立つ様など
映画的な楽しさが存分にあり
大仰な音楽やらなにやら
完全にマンガチックに徹したのもいい。
どぎつい性描写もなく(ちょっと意外)
ハラハラせずとも楽しめるでしょう。
それにしても
子種のために男が身を売る世の中、
容姿端麗な男は「貰い手がある」というくだりなんて
大爆笑しちゃいましたよ(笑)
女からみると
なかなか痛快なんだなあ、こういうの。
ムスッとかわいげのない
(凛々しいとも言いますが)女将軍・柴咲コウの
切って張ったような物言いも
また爽快でありんした。
以前、作家の伏見憲明さんに教わったのですが
ゲイ社会独特の
物事を斜に構えたような
ある種の小意地悪さのようなものを
「キャンプ」というそうで
なんとなーく、端々に
それがあるかもしれないなあと
感じました。
原作マンガ、楽しみに取っておいたんで
これから読~もうっと。
★10/1から全国で公開
「大奥」公式サイト
せっかくだから女性の大奥と区別つくように
「前衛」とかじゃだめ?
しかし、最近は時代劇多いね。
ちょんまげとかある意味コスプレだから
若い人たちにも受けてるのかな。
ワタクシは時代小説好きですから
このブームは歓迎ですよ
なあに?
もしかして
奥と前?位置的なシャレすか(笑)
いや~三本毛さんにはかないませんわ。
時代劇も多いけど
ジャニーズ出演も多いねえ。
「ちょんまげぷりん」も「十三人の刺客」も
これもそうだしねえ。
そういえば「座頭市」のとき
時代劇研究をしてるかたが
「これからの時代劇はジャニーズの肩にかかってる」って話してたな。
昔ながらの“芸能界”的
先輩後輩とか、礼儀作法とかを含めて
継承できるのはジャニーズくらいじゃないかと。
一理あるなと思いました。