ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

武士の献立

2013-12-13 22:56:57 | は行

さっき、テレビつけたら
余貴美子さんが出てた。

綺麗、だよねえ・・・。


「武士の献立」67点★★★


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江戸で加賀藩に仕える女中・春(上戸彩)は
天才的な舌と、料理の腕前の持ち主。

キッパリした性格が災いし、実は出戻りだが

あるとき台所方の舟木伝内(西田敏行)に
その才能を見出され、

「加賀で家を継ぐ次男・安信(高良健吾)の嫁に!」と
懇願される。

しかし安信は、料理に関心ゼロ。

春は安信に、料理のなんたるかを
教えることになるのだが――?!

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加賀藩に実在した
大名家の食事をまかなう包丁侍=舟木伝内と安信。

その史実をベースに描かれた時代劇です。

もっとほのぼの&ほんわか話かと
思ってたんすが、

意外に全体、硬質で

ストーリーに加賀藩の騒動が大きく絡み、
シリアスな色合いが強かった。


それはそれでいいと思うのですが
メディア戦略と、実体の差異がちょっと気になった、という。

武家を料理から見るという視点はいいし、
すねた次男坊(高良健吾)と年上で気の強い嫁(上戸彩)という組み合わせも
なかなかにおもしろく、

安信の母役の余貴美子さんも、
父役の西田敏行さんもベスト配置で

滑り出しは上々だったんだんですけどね。

全然違う話なのに
タイトルが
「武士の家計簿」と似てるのもどうなんだろう、とか。


あとどうしても気になってしまったのが
ラストの楽曲。

好きなアーティストなんですが
どうもそぐわないんですよね~。惜しい感じでした。


★12/14(土)から全国で公開。

「武士の献立」公式サイト

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2 コメント

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Unknown (空気人形)
2013-12-15 20:57:07
看板にやや偽りもどきあり!

番長のコメントは多数意見だと思います。私もほぼ同感。

加賀騒動(江戸三大お家騒動だそうです)という史実とフィクションを上手くからめているとは思います。

でも、結果的には古いタイプの日本人が好むような“内助ンの功”物語になってしまったのではないでしょうか。

上戸さんはかわいいけど、武家の“凛”とした美しさには欠けるかも。

好みにもよりますが、最後は一青窈の曲で締める方が合うのでは....。

お勧め度は3位ですかね~。やはり題名はマイナスです。
返信する
多数意見 (ぽつお番長)
2013-12-16 23:34:41

正直に、やっててよかった!(笑)

上戸さんは「倍返しだ!」でも
内助の功、な役だったそうですよねー。

好感度アイドルが
よき妻の鏡となる。
女性としては最高の流れですけどねー。←ん?
返信する

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