さすが、話、よく練ってあります。
「リメンバー・ミー」70点★★★★
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メキシコのある街で
代々靴屋を営む一家に生まれた少年ミゲル。
音楽が大好きでミュージシャンを夢見ているが
ミゲルの家は、ある事情により「音楽は絶対禁止!」だった。
1年に1度、祖先を迎える「死者の日」に
ミゲルは古い家族写真から
伝説のミュージシャン・デラクルスが自分の祖先ではないか?と考える。
そしてその夜、
ミゲルは偶然「死者の国」に迷い込んでしまい――?!
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祝・アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞!
「トイ・ストーリー3」スタッフによる最新作です。
メキシコの伝統的な祭礼「死者の日」をベースにしていて
エキゾチックを背景にストーリーを膨らませる方法としても
かなりの成功例だと思う。
とにかく話がよく練ってあるんですよね。
で、つまるところ
「亡くなった人を忘れないで」と、伝えるお話になっている。
そもそも死者の日、とは
日本でも「お盆」や「お彼岸」があるように
祖先や死者を迎え、その想い出を語り、またその世界に帰ってもらう行事で
死んでから「死者の国」にいる人々は
「死者の日」だけ現世に戻ってこられる。
でも戻るためには条件があって
誰かが「遺影」=写真を飾っていてくれないとダメ、とか。
そして、現世で誰も自分のことを憶えていなくなると
死者の国からも消えてしまうとか。
なるほどねえ、な設定にうなずいてしまう。
「大事な人(人に限らず、動物もね)を、ずっと忘れない」ことが
最大の供養だ、という思いを新たに出来る映画でもありました。
まあ、あの人物の運命は身から出たさびとはいえ、ちょっと気の毒かなとも思ったけど(苦笑)
そして「モアナ」に続き
またしても気づかずに吹き替え版を見てしまい(どんだけボケ?笑)
一瞬、日本語であちゃ!と思ったんですが
ミゲルの吹き替えを担当している
石橋陽彩(ひいろ)くん、とても上手でした。
★3/16(金)から全国で公開。
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