ハッピーなラブ・アクチュアリー系とは違うんですよねー。
「素晴らしきかな、人生」59点★★★☆
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ニューヨークで広告代理店を立ち上げ
成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。
だが、ある出来事から人生を投げてしまった彼は
仕事も手に着かなくなってしまう。
彼とともに会社を盛り立ててきた
古い仲間たち(エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット、マイケル・ペーニャ)は
彼と会社の先行きを心配し、一計を案じる。
それは街の劇団で出会った俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン)に
ハワードに対し「あることをしてもらう」というものだったが――。
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「プラダを着た悪魔」監督作。
ある出来事で人生を投げてしまった男(ウィル・スミス)を救う方法とは――?!
というストーリーで
豪華なキャストは保証付き。
しかしですね・・・
きれいな包装紙と赤いリボンで
ハッピーっぽく飾ってあるけど
実際の中身かなり暗くてズドーン、という(苦笑)。
「ラブ・アクチュアリー」系と想像すると
けっこう面食らうと思います。
そもそも
倫理的に「え?」という部分が多すぎ。
会社社長で友人でもあるハワード(ウィル・スミス)を
心配して同僚たちがいろいろアクションを起こすんですが
ハワードがポストに投函した手紙を盗むのは、
いくら友人でもまずいでしょう、とか。
しかも躊躇なく開封してるし!(苦笑)。
それに、この展開じゃあ
いくら良心のベールをまとっていても
「会社のために、自分たちの保身のために
筆頭株主である友人を罠にはめてるよね?」ってなりませんか?(苦笑)。
でもね。
喪失から立ち直る
ハワードのエピソードは、とてもいいんですよ。
だからこそ
この「会社スジ」のパートが微妙すぎてもったいない。
せっかくの豪華キャストも、もったいない。
「クリスマスシーズンに間に合わせる!」みたいな
縛りや必要があったのかしら
もっと練って作ったほうがよかったのでは・・・?と、感じてしまいました。
これじゃ
エドワード・ノートンの出る映画=微妙・・・という
ワシの悲しいジンクスがまた更新されてしまうよ(苦笑)
★2/25(土)から全国で公開。
「素晴らしきかな、人生」公式サイト