この男がやらかしていなければ、
トランプ大統領はなかった――?!は
少々、買いかぶりすぎな気も(笑)
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「ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ」68点★★★☆
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2011年。連邦下院議員アンソニー・ウィーナーは
弁舌鋭く、まずまずのルックスの人気者。
長年、ヒラリー・クリントンの右腕を務めていた
美しく聡明な女性を妻にし
まさに上昇気流に乗っていた――
が。
あるスキャンダルによって
彼は議員を辞職せざるを得なくなる。
しかし。
2年後の2013年。彼は再起をかけて
ニューヨーク市長選に立候補する。
妻の献身的なサポートもあり
あっと言う間に支持率トップになるのだが――!?
ウィーナー?いや、ウィンナー氏でしょ、と言いたくなるほど
どうしようもないスキャンダルで
自分の足をすくいまくってる男のドキュメンタリーです(苦笑)
仕事への情熱と、性癖は関係ない――と言いたいところだけど
職種によっては無理でしょう、やっぱり。
ウィーナー氏は、たしかに正直で
有能な人材なんだと思う。
でもどんなにやる気があっても、
残念ながら政治家には向かないんでしょうね。
一度ならずも二度の「アホな」やらかしをしていく彼を見つめる
奥さんの冷えた目が悲しく(苦笑)
選挙対策室の女性たちも、どんどん同じ目になっていくのが
かなり冷え~な感じで(笑)
それを治めたドキュメンタリーとして
なかなかすごいと思います。
でもね。
キャリアも知性もある彼の奥さんが
ダンナを許し、結局、従属してしまう様子は
ソフト家庭内DVを見させられているようで
ちょっと複雑な気分にもなるのでありました。
ネタ的にはみていて飽きない人ではあるんですけど。
★2/18(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
「ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ」公式サイト