ニューヨークのフォトグラファーといえば
ビル・カニンガムさん、亡くなりましたね。
87歳。合掌。

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「フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク」69点★★★★




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ニューヨークの街で



写真を撮り続ける


15人のフォトグラファーを紹介するドキュメンタリー。

それぞれの撮影スタイルと、出来上がった作品を
併せて見られる点が、まずおもしろい。

ファッションから時代を追う
ビル・カニンガム氏とはまた違って


ここに登場する人々は
日常のなかにある違和感や事件、ドキュメントを切り取る。
通りすがりの人にカメラを向け、
不快な顔をされても





そうはしない人・・・など、
15人のスタイルの違いも興味深いですが

歳を重ねても溢れる好奇心と、フットワークの軽さ


若さ



彼らのほか、
ダイアン・アーバス、ウィリアム・クラインなど、
巨匠たちの作品を紹介しているのもいい。


ただ彼ら巨匠の作品が写真集になった時代と
現代の状況はまったく違う。

もちろん、彼らも写真集を
発表してきたりしているんだけど

フィルムと同様、
彼ら自身が絶滅危惧種になっているのでは?

彼らがどうやって生計を立てているのか、
他人事ではなく気になってしまいました。

★8/6(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
「フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク」公式サイト