すごーくざっくりいうと
ノリは「ハングオーバー!フランス版」(笑)
「プレイヤー」55点★★☆
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パリ在住のフレッド(ジャン・デュジャルダン)と
グレッグ(ジル・ルルーシュ)は親友どおし。
お互い妻がいるが、
夜な夜なクラブに出かけてはナンパをし、
一夜の情事を楽しんでいる。
そんな二人はラスベガスに行く夢を
持っているのだが――。
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本年度アカデミー賞を席巻した
「アーティスト」の主演&監督コンビの
“トーキー映画”ということで注目されてる本作。
トーキーどころか
多いにしゃべくってるコメディです。
ジャン・デュジャルダンの本職はコメディだそうですからね。
「アーティスト」コンビだけでなく、
数人の監督によるオムニバス映画で、
男の“浮気”にまつわる
単品エピソードを集めてあります。
最初は、はっきりとパートが分かれているふうでもなく、
同じ俳優が、いきなり別の役を演じたりするんで
混乱したけど、
わかれば「そういうものか」と。
そうした遊び心も
タイトル「プレイヤー」にかけてあるんでしょうね。
番長的には
「アーティスト」コンビより
「この愛のために撃て」(11年)の
フレッド・カヴァイエ監督×ジル・ルルーシュ主演コンビが
参加していることに注目して欲しいなー。
で、中身はというと
思いっきり遊んでる感じです。
ドタバタだったり、一芸オチだったり、
けっこう笑えるものもあり。
「男の浮気は生存本能」はいいけど、
「男が(浮気を)やれば甲斐で、女がやればアバズレ」という、
男の根本的な思考の間違いが
あらわになってるのがおかしかったり(失笑)
「アーティスト」コンビに関していえば、
この二人は徹底的に“粋な遊び心”という点で
結託してるんだなあと思ったり。
ただ全体として
あまり感銘を受ける話ではないですね。
オチがフランス的・・・かな(笑)
★6/23(土)からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
「プレイヤー」公式サイト