布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

千葉県の農業施設・農地被害と柏市音楽家協会第76回定期演奏会

2011-05-16 | その他
千葉県は先般(5月9日)、東日本大震災による県内の農業用施設と農地への被害が、香取市や旭市など32市町で計約137億円(4月26日現在)に上ったと発表され、県内で自然災害による被害としては過去最大となった。
千葉県耕地課によると、農業用施設の被害は、道路や水路の損壊など2153か所で約130億500万円。農地の被害は液状化など104か所285ヘクタールで約6億9300万円。
最も被害の大きかった香取市は施設が約49億円、農地が約1億円で合わせて約50億円に上り、全県の被害の4割近くを占める。施設では旭市の約30億円、印西市の約8億5000万円が大きく、農地では神崎町の被害が約5億円と大半を占めた。
同課によると、復旧に際しては国から9割程度の補助が受けられる見込みで、残りは管理者の負担となる。既に道路や施設の多くには応急的な補修を進めており、国の補助を受けるための審査を済ませた後、今年の秋以降に復旧作業を本格化させる。
ただ、蛇行していた川を埋め立てた香取市の利根川沿いや、神崎町で農地が液状化した地域では、復旧に2~3年かかるとみられる場所もあるという。私も、茨城県側を含め、大震災後、何回も通っているが、田植えどころではない。多くの田んぼでは、田植えも終り、苗がすくすくと育っているのに、ここは、茶色とねずみ色一色で不気味だ。福島原発の放射能汚染で、作付け制限されている田んぼとは違い、ここの無念さは別物である。
だから、千葉県は、5月10日から、香取農業事務所に「復旧支援課」を設置し、職員7人態勢で復旧に向けた技術指導にあたっているが、どうなることであろうか。
そして、千葉県が大震災の対応についての市町村長会議を先般(5月13日)開催したところ、液状化のメカニズムを解明してほしいという要望が強く出されたようである。意見交換では、各首長から東日本大震災による液状化や津波対策、原発事故への対応について要望や質問が集中したようである。「専門家チームをつくり、液状化のメカニズムを解明してほしい」「放射性物質のモニタリング検査」「想定津波の見直し」などの要望がだされたとのこと。森田知事は「一刻も早い復旧復興には県と市町村の協力が何より重要。本日は意見を交わし連携を深めたい」とあいさつした。
意見交換では、香取市の宇井成一市長が「液状化被害により現在も余震のたびに傾いていく家がある。約3千ヘクタールの農地でもまだまだ沈下などがある」と依然続く惨状を報告。「今後のまちづくりには安心の担保が重要」と指摘し、液状化を解明する専門家チームの編成を県に求めた。

次に、話題を替えて「東日本大震災チャリティコンサート」と題した柏市音楽家協会第76回定期演奏会を以下に紹介します。
開催日時    2011年7月7日(木) 午後7時開演
開催場所    アミュゼ柏クリスタルホール
プログラム    夏の思い出(中田喜直)
          アメージンググレイス
          歌劇≪トスカ≫より「歌に生き恋に生き」(プッチーニ)
          幻想曲op.17(シューマン)
          愛の挨拶(エルガー)など。
出  演     小泉博子(ソプラノ)
          川井敬子(ピアノ)
          大谷朋(ピアノ)
          富田谷三恵子(ソプラノ)
          荒井滋美(ピアノ)
          高橋えりな(マリンバ)
          阿部直子(打楽器)
対  象     どなたでも
費  用     一般:2,000円、高校生以下:1,000円
チケット売場   浅野書店(柏スカイプラザB1F)
          紀伊国屋書店(流山おおたかの森SC2F)
          ヤマハららぽーと柏の葉センター(ららぽーと柏の葉3F)
主  催     柏市音楽家協会
問い合せ    080-5697-9326(さなやま)

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