布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

観音霊場の「関東」と「坂東」の違いについて

2007-01-07 | 歴史
まだ、自分はぼける齢ではないし、周りに認知症の人がいるわけではありませんことを先に断っておきます。ただ、布施弁天東海寺の住職と協力関係にあるお寺を調べていたら、そのお寺がぼけ封じ関東三十三観音霊場の一つに数えられていたのです。そのお寺の名前は、同じ真言宗豊山派で、市内花野井にある大悲山長泉寺(住職は野口明信氏)です。この関東三十三観音霊場は、東京都に2寺、千葉県に8寺、茨城県に3寺、群馬県に2寺、栃木県に8寺、埼玉県に10寺と、一都五県にまたがっており、柏市内では長泉寺が唯一選ばれており、第7番札所となっています。関東三十三観音霊場の他に板東三十三観音霊場というのがあり、これは、観音信仰の厚かった源頼朝が各地の豪族に寺院を推挙させ、三代将軍の実朝が札所を制定したという説があるように伝統があるようです。しかし、関東三十三観音霊場は、近年、どうやら、ぼけ封じを目的に造られた三十三の観音霊場みたいで、正確なことは、調べても良くわかりませんでした。また、長泉寺のいわれについても調べてみましたが、特に由緒については、特別な物はみつかけることはできませんでした。ご本尊は千手観音で、明信住職は13世で、布施弁天と親しいのは14世を次ぐと思われるご子息と思われます。直接行って、ご覧にいただければわかりますが、山門、鐘堂、本堂とも威風堂々としたつくりですが、古くからある物ではありません。携帯での写真ですので、山門前の両脇に大欅がそれぞれ一本ずつあるのですが、それを撮ることが出来ず残念です。
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