奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

サンゴの磯でカニ獲りをする

2013-05-29 20:00:24 | 奄美を楽しむ
今日は大潮。
近所のKさん夫妻とその友人が磯でのカニ獲りに連れて行ってくれた。
島の呼び方でシーガン
さんご礁の浜にいるカニという意味とのこと。




まずは餌の用意
ゆでた蛸を使う
タコの臭いが増すように少し火であぶるのがコツなのだそうだ




餌の用意ができたらいざ出発
今日の場所は我が家から車で15分ほどの浜





現場に着いたら早速カニ獲りの準備
餌を細い竹の棒の先に輪ゴムでくくりつける
準備完了
あとはさんご礁の上を歩ける靴と波をかぶって濡れても大丈夫な服装に着替えて磯へと向かう





引き潮の時間にあわせて到着しているので、どんどん潮が引いてさんご礁が顔を出してくる
リーフの縁ははるか先だ
このカニ獲り遊びは、1年のうちでも梅雨時の大潮の日の引き潮の時間の前後数時間しか楽しめない
貴重なリクレーションなのだ





潮だまりの岩の小さな穴の奥に獲物は潜んでいる
その穴の中にタコの切り身をすべりこませると、その匂いにつられてカニが出てくる
穴から這い出たところでもう一方の手にもっている棒で出てきた穴の入り口を素早くふさいでしまう
そして穴に戻れなくなって慌てふためいているカニを指でつまんでカゴに入れるのである





ピンボケでわかりにくいが、こんな小さなカニだ
小さいだけになかなかうまく獲れない
そもそも餌をかざしてもハサミだけ穴から出して体は隠したままという臆病ガニも多く、そこを
なんとかおびき出すテクニックが必要になってくる
そんなことを繰り返しているうちにあっという間に時間は過ぎ去っていく
結構はまってしまう遊びなのだ





2時間半ほどで潮が満ちてきてタイムオーバー
結局20数匹の成果であった(左側の袋の中)
右側の袋はHさんが獲った分
経験者との差は歴然としている
それでも初めてにしてはまあまあ、1人分のおつゆは作れるよ、となぐさめられた
そう、このカニは汁にして食べるのである


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