奄美の野生パパイヤは甘い

Ｋさんの庭に植えられているパパイヤはまだ青かった。
これはこれで青いままでも千切りに鰹節と醤油をかけたり、刺身のつまにしてたべるとおいしいものである。
実際、料理してご馳走してくれた青いパパイヤの和風サラダはあっさりして、歯ごたえもシャリシャリ
非常においしかった





でも甘いパパイヤにかぶりつきたい
まわりを見渡すと敷地からちょっと出たサイクリングロードの脇に自生している野生のパパイヤの木の
上のほうに黄色く熟しかけた実が１個だけなっていた
この木になる実は甘さが強いという話なので早速長い棒を使ってもぎとった






なにせパパイヤが黄色く熟すと鳥たちがすぐに突っつきに集まってくるので、食べるにはまず彼らとの
競争に勝たなくてはならないのである
色づいたらすぐに収穫しなくてはならない






持ち帰って更に数日間熟すのを待っていよいよ切ってみる
甘い香りとともに熟しきった果肉が現れた
おいしかった！
こんなおいいしい食べ物が、何気なくその辺の道路っ端に生えている奄美というところはすごい！
奄美にすんでいる限り飢え死にすることはない、と誰かが言っていたけど本当かも知れない






これに味をしめて我が家でもパパイヤの若枝をたくさんもらってきて建物にそって植えた
実の中に入っていた種も植えた
パパイヤには雄の木と雌の木があって、実は雌の木にしかならない
雌雄の見分けは素人には難しく、花が咲いたときそのつき方で判断するしかないそうだ
植えたものが雌の木であることを祈るばかりだ
特に今回食べた野生の実の種が順調に育ってくれれば、あーりーばーどに遊びにきたお客が自分で勝手に
実をとってトロリとしたあのパパイヤの甘さを味わうことができるようになる日も近いのだ