奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

そして脱穀

2014-08-16 20:00:56 | イベント・行事
稲刈りが終わった数日後、龍郷のUさんからまた電話があって刈り取って干した稲穂を今度は
脱穀するので手伝ってほしいとのこと。
台風12号が接近していて風が吹き荒れ始める中、龍郷小学校へと出かけてきた。




体育館ではすでに稲が並べれれていた
もう十分乾燥しているようだ




児童を集めて作業手順の説明




大人は電動式の脱穀機に稲穂を挿入していく
このとき気をつけていないと、ぐっと引き込まれてしまうので結構あぶない




子供たちは足踏み式の脱穀機を使う
いまどきこんな道具が使用できる状態で保管してあるなんて珍しいのではないだろうか




脱穀した後の茎は集落の長老が鮮やかな手つきで縄に編んでいく
子供のころはこの時期毎日のようにしていたそうだ
縄をなう、というやつだ
「綯う」などという言葉は泥棒を捕まえて・・ということわざ以外にはもう聞かれること
はほとんどない死語となりつつあるのではないだろうか
このことわざだってほとんどの場合、ドロナワの一言で済まされている
漢字クイズの問題でだされたら若者の大部分は答えられないのではないだろうか
なげかわしい
若者が綯うという言葉を知らないということではなくて、自分の考えることが完全に老人の
思考パターンに陥ってしまっていることがなげかわしい・・




思いのほかたくさんのお米が脱穀できた
去年よりかなり豊作のようだ
これはもち米なので、学校や集落の行事があるたびに餅をついてみんなに振舞われる
遠くに住んでいるのでまだ一度も食べる機会にめぐまれたことはないが