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奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

奄美は今、桜が満開

2013-01-30 20:00:03 | 奄美の自然
先週の土曜日にニュージーランドから来ているBJと近所に花見に行ってきた。
去年は時期を逸してしまい、訪れたときはすでにあらかた散ってしまった後だった。
今回は遅れないように早めに行ってきた。




向かったのは我が家から自転車で15分ほどのところにある小さなダム
このダム湖のふちに沿って桜が植えられているのである




この日は晴れたり曇ったりではあったが日がさすと十分暖かく、まずまずの花見日和であった




まだ早いかと思っていたが蕾はもう十分開いていた
こちらの桜は緋寒桜という南方系の花で、内地で見られるものとは種類が違う
下に向かって花を咲かすのが特徴だ




ニュージーランドでも花見をする習慣はあるそうで、BJはさかんに桜を写真におさめていた




この時で八部咲きといったところだったが、今日あたりはもう満開になっていることだろう
写真で見るより現物は数倍きれいだ




花は濃い紅色と薄いピンクと2種類あるようだ





花の下で作ったり買ったりしてきたお弁当を広げ、花の宴を催す
奥のほうになると駐車場から遠いのでほとんど人が来ず、自転車で来た我々の貸切状態だ
内地では寒波に襲われてみんなが寒さにふるえている1月に、こうして優雅に花見ができるなんて
なんという贅沢であろうか


最近見た奄美の生き物

2012-11-30 20:00:28 | 奄美の自然
奄美もめっきり冬の気候になってしまった。
ここでは冬になったからといって、内地のようにまわりの風景が変わるわけではない。
紅葉の後、木の葉が枯れたり落葉するわけではないし、もちろん雪が積もることなどありえない。
つまり奄美には冬景色はないのだ。
何が違うのか?
それは自然の微妙な変化だ。
鳥の声。
初夏から早朝に鳴いていたアカショウビンが島を離れ、サシバの甲高い声が聞こえるようになる。
それから虫の声、秋口まで鳴いていたゼミの声がキリギリスに変わり、気がつくと虫の音が聞こえ
なくなっている。




それから周囲をうろちょろしていた生き物もだんだん見られなくなってくる
家の窓に貼りついて、毎晩虫を食べていたヤモリも気温の高い夜にしか姿を見せなくなってきている
もうそろそろ冬眠に入る準備をしているのだろう
ハブもこれから冬眠するのでしばらくはびくびくしないで過ごせる






これはイモリ(シリケンイモリだと思うんだけど)
こちらは両生類なので屋内にはいない
この時期やたらアスファルトの道路で見かける
そしてたくさんのイモリが車にひかれてしまっている
彼らも冬眠場所を探して歩き回っている途中だったかもしれない



奄美の山道を行く

2012-11-25 20:00:30 | 奄美の自然
我が家のある土盛地区からスーパー・病院・市役所出張所などがある赤木名地区まで行くには峠と
まではいかないが、ちょっとした山道を登って下らないとならない。
だから徒歩や自転車ではかなりきつい。
そんな山道を先日歩いてみた。




ある日その赤木名にあるカラオケ屋で宴が催された(ここには初めて行ったのだが、カラオケ屋で
唄も歌わずに宴会場としてのみ利用されることが多いらしい)
この日は別に用事があって後から車でかけつけて参加した
酒を飲まないでおこうかとも思ったが、となりに座ったSさんが、翌朝仕事へ行く途中ここまで
車に乗せてきてくれると言うので、ビールを飲み車を駐車場において帰った




翌朝6時から家でSさんの来るのを待っていたがさっぱり来ない
7時には拾ってくれるはずだったが、とうとう9時になっても現れない
奄美ではここで「約束したじゃないか!」とむきになって怒ってはいけない
よくあることだ
悪く言えばいいかげん、良く言ってもいいかげん、とにかく約束はあまり守られない
もちろん約束をきちんと守る人もたくさんいる
要は人を見極めなければならないということ
昨晩帰る時Sさんが酔っ払って畳のうえで寝てしまっているのを目撃した時点で、約束は解除された
ことを認識すべきだったのだ
ということで5キロの道のりをてくてく歩いて、カラオケ屋の駐車場まで車をとりに行った
朝からおだやかな日で気持ちよく歩くことができた
山道を行くとうっそうと茂った木の中に実がなっているのが見える




ちょっと見には萎みかけたパッションフルーツのようだ
でも葉っぱがまるで違う





実をとって割ってみる
あけびのにおいがする
でも実が内地のものとはちょっと違うような気がする
食べてみるとやはりあけびの味だ
奄美のあけびは本州のものと種類が違うのだろうかなどと考えつつ、あけびをすすりつつ
もう下り始めた道をゆっくり歩く




途中ふようの花が自生しているのを何度も見かけた
この木は野生でも生えているものらしい
まわりの景色をながめながら写真を撮りながら歩いているうちに車をおいた場所にたどり着いた
自然が豊富だと長い道のりもそれほど苦にならない
最近の駅伝の練習のせいでひざがずっと痛みを感じていたのだが、この日の散歩でずいぶん楽になった


台風16号がまた奄美を襲う

2012-09-24 20:00:47 | 奄美の自然
8月末に台風15号が奄美を襲い、我が家の屋根を吹き飛ばして去っていった。
島の人も数十年ぶりの激しい嵐だったとびっくりしていた。
それを聞いて、何の根拠もなしにもう今年は大きな台風は来ないものと決め付けていた。
しかしその3週間後、15号に匹敵する勢力をもった16号がまたしても奄美に近づいてきていた。




台風16号がまた奄美に影響を及ぼしそうだとはっきりしてきたのが、台風来襲の3日前
まだこの時は海はきれいで平穏な表情を見せていた





打ち寄せる波も静かで穏やかな夏の海岸そのものだった
すぐそこまで強烈な台風が近づいてきているなんて、とても信じられなかった





台風が奄美に来るという情報を得る前の日に植えてしまったキュウリとセロリの苗
腹立たしさを押し殺して風除けのペットボトルで囲う
しかしこの程度で風よけになるはずもなく、子供だましというか赤ん坊だましにもなりはしない





アルミ台をかぶせてその上から網で囲う
前回の15号の際はこの台ごと吹き飛ばされていたので、今回は脚を地中深く差し込んでおく





そしてとうとう16号が奄美にやってきた
すごかった
15号の時と同じようにバナナの木は最敬礼でひれ伏した




勢力は同じくらいだったようだが、15号は夜中に最も激しく荒れたのに対して今回は最も激しい
時間帯が昼間だったので、風の音や雨の様子をずっと肌で感じていた分16号のほうが強く感じた
テラスに置いてあったテーブルも吹き飛ばされてひっくり返った・・のではなく、屋根がないので
テーブルがどこかに飛んでいってしまうかもと心配して、予めひっくり返しておいたのである
それにしてもすごい風だった
少なくても瞬間風速30メートルは軽く超えていたと思う



台風15号で我が家の屋根が吹き飛んだ

2012-08-30 20:00:01 | 奄美の自然
お久しぶりです。
先ほどようやくインターネット回線が5日ぶりに復旧しました。
昨日までずっと停電していました。
とにかくえらい目にあいました。
極めつけは我が家のテラスの屋根が吹き飛ばされたことでしょうか。






一晩中暴風雨が荒れ狂った後、朝になってもその勢いは全く衰えていない中、外へと出てみた
何か景色が違う!と瞬間的に感じた
テラスの屋根がないことに気がついたのは1.5秒ほどたったのちだった





おーっ!!!
柱しかない!!!
屋根はいずこぞ





猛烈な嵐の中、外へ探しに出る
共有スペースの建物の反対側で見つけた
ゲゲー!
そのままの形を保って吹き飛ばされている






きれいにはがされて、そのまま反対側へ軟着陸した模様だ
夜の間風の音で何度も目が覚めたのだが、屋根が飛ばされていたとは全く気が付かなかった
おそらく静かにベリベリとはがれていったのだろう
それにしても正面に停めていたお客さんの高級車にあたらなくて本当によかった





ニュースなどで過去最大級の規模の台風だとは聞いていたが、まさかここまですごいとは・・
とにかく度肝を抜かれた奄美の台風の威力であった