ゴールデンウイークに入った5月の始め朝から土砂降りの雨だった。
せっかく植えたトマトの苗も青々とした木々も皆うなだれていた。
私は、外を見ながら不敵な笑みを浮かべていた。
「今日しかない」
そうつぶやいて映画【オッペンハイマー】を見に行くことにした。
※映画館は、最寄りの駅から三つ目
オッペンハイマーは、原爆の父という知識だけで上映時間だけを確認してどんな映画かは、まったく調べずにのこのこ出かけた。
何が楽しみだったかといえば雨が降ったら履こうと思って思い切って購入したゴアテックスのスニーカーを試してみたかったからです。
本当に靴下が濡れないのだろうか?
普段なら躊躇うような風雨の中、傘の柄を短く持って外に飛び出した。
新品の靴は、みるみる雨で汚れていった。
それがなんだかもったいなくて視線が下にばかり向いている。
さっそく駅のホームで確認すると靴下だけは、濡れていなかった。
衣服は、残念ながらじっとりとしている。
久しぶりの映画館は、空いていた。
後ろの席に陣取って前方を眺めるとグレーの頭髪で後頭部が薄い方々が目立った。
映画は、オッペンハイマーの伝記のようなものだった。
見た感想は、言葉を発する方は大したことを言っているわけではないがたまにそれを受け取った人で根に持つタイプっているんだよね。
くわばらくわばらって思ってしまった。
あらすじも解説もしてしまうと楽しみを奪ってしまうので詳しい事柄は避けます。
この映画の内容は、二度ぐらい見ないとなかなかわからないかもしれない。
帰る道々、理解できないところがあってうなってしまった。
オッペンハイマーを抜きにしてみると映像や音響?効果音?は、素晴らしい。
ゴアテックスのスニーカーは、抱いて寝たいぐらい期待を裏切らなかった。
木製パレット製造販売青梅(有)信友