蜂に黙祷

枯葉を掃いていた朝、
すっかり忘れていた蜂を思い出した。
もう涼しくなったから活動もにぶくなっているだろうと
床下換気口にはった細かなネットをそっとはずしてみた。
ぽろぽろとたくさんの数の蜂がこぼれおちた。
あわてて　またふさいで考えた。
たぶん　巣で育った蜂が何度も外をめざして出られず　息たえたのかもしれない。ネットの枠から半身をだした勇敢な蜂はガムテープを通過できずにそのまま・・。
あらかたはネットの下にたまっていました。
どうしても気持ちが萎えてかたづけられない。
しばらくむずかしい。