1954年3月1日、マーシャル諸島ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験による第五福竜丸の被災と、同年秋の久保山愛吉さんの死は、広島・長崎の惨禍についで、国民に核兵器の脅威を衝撃的に伝え、国民的な原水爆禁止運動が盛り上がる契機となった。昨日(2月28日)の「3・1ビキニデー全国集会」で、原水協の高草木博事務局長は、世界が平和で公正な秩序に向けて大きく踏み出すなか、日本政府が逆流の側にたち、憲法まで破壊しようとしていると批判。日本政府に核兵器廃絶の提唱と非核三原則を「非核日本宣言」として国連と各国に通告させる運動を展開しようと呼びかけた(「しんぶん赤旗」2007年3月1日)。第五福竜丸事件には、あまり知られていない重要なエピソードがある。 . . . 本文を読む
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