懸命に働いてもアパート代さえ払えず、インターネットカフェで寝泊まりする「日雇い派遣」労働者。“ネットカフェ難民”とも呼ばれる青年労働者の実態が日本共産党の小池晃参院議員によって、15日の参院厚生労働委員会で取り上げられた。この問題が国会で本格的に取り上げられたのは初めてである(「しんぶん赤旗」2007年3月16日)。
相対的過剰人口は、マルクスが明らかにしたように、資本主義的生産様式に特有の人口法則である。生産力の発展による資本の有機的構成の高まりは、労働力に対する資本の需要に比べて相対的に過剰な労働者を累進的に生産する。さらに現代においては、資本は国家権力と結託することによって、必要最低限の労働者のみを正社員として雇用し、その他を強制的に相対的過剰人口として、派遣労働や請負、パート・アルバイトという身分をつくり、いつでも必要なときに必要な量の低賃金労働力を調達できる仕組みをつくりあげることに成功した。“ネットカフェ難民”もこの相対的過剰人口の現代的形態の一つである。
. . . 本文を読む
goo blog おすすめ
最新記事
- 「日米同盟」と言うけれど 我々には「日本国憲法」という宝がある
- 「専守防衛」も「敵基地反撃」も「戦争」が始まれば国民の生活は地獄
- 北朝鮮核・ミサイル問題 軍拡と「米国」を叫ぶ日韓政府 笑いが止まらない米国
- 内閣改造と自民党役員人事 「統一教会との決別」の大ウソ
- ナンシー・ペロシ議長訪台 ペロシは「中国の夢だった」-トランプ
- 習近平-バイデン電話会談 中国VS米国の力関係を占うペロシ下院議長訪台問題
- 安倍晋三元首相の「国葬」をどう考えるか 法的根拠の問題と実質的評価の問題
- ムッソリーニ・ヒトラー・ヒロヒト 何故、ヒロヒトは生き延びることが出来たのか
- 台湾海峡への中国軍機大量出動 余裕しゃくしゃくの中国 内心びくびくの台湾
- 余命10日の岸田内閣に大騒ぎするマスメディアの異常