2日の衆院予算委員会での強行採決に続いて、07年度予算案が3日午前4時前、衆院本会議で与党の賛成多数で可決され、参院に送付された。教育基本法の改定案をめぐって、論理で勝てないとみると、いとも簡単に強行採決を決断した安倍首相。「貧困と格差」や「政治とカネ」、「閣僚の思想・モラル」など審議を続けると予算の年度内成立が危ういと、今度は徹夜国会で予算案の衆院通過を強行した。07年度予算案の衆院通過を受け安倍首相は3日未明、「教育再生は私の内閣の最重要課題で、国民投票法案も極めて重要な法案だ。すべての法案についてこの国会で成立を目指して議論を深めていきたい」と述べ、教育関連3法案や国民投票法案の成立に改めて意欲を示した(「毎日新聞」3月3日11時23分配信 )。国民生活をそっちのけで、憲法改悪の野望実現にひた走る安倍首相の異常で危険な本姓が改めて露わになった。
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