アメリカがイラク攻撃を開始してから20日で丸四年である。イラクが大量破壊兵器を持っているという情報操作のうえ、イラクに攻め入った米先制攻撃戦争は、20万人以上ともいわれる死者をだし、数百万人の避難民を生んだ。イラクは政府を発足させたものの、宗派間対立や治安が悪化し復興もままならない泥沼状態である。軍事力でイラクを支配しようとしたブッシュ大統領の作戦はほとんど破綻寸前である。18日、ニューヨークの1万人反戦デモに参加したアナリン・バービアさんは、「日本の人たちには、ブッシュ大統領だけが米国人ではないことを知ってほしい」と語った(「しんぶん赤旗」2007年3月20日)。日本の安倍首相は今でも「当時、イラクに大量破壊兵器が存在すると信じるに足る理由があった」などと強弁。ブッシュさえ誤りを認めざるを得なかった「イラクの大量破壊兵器保有」という口実を、今でも戦争の正当化に使っている世界では稀有の人物である。私たちは、「世界の人たちには、安倍首相だけが日本人ではないことを知ってほしい」といわざるを得ない。 . . . 本文を読む
goo blog おすすめ
最新記事
- 「日米同盟」と言うけれど 我々には「日本国憲法」という宝がある
- 「専守防衛」も「敵基地反撃」も「戦争」が始まれば国民の生活は地獄
- 北朝鮮核・ミサイル問題 軍拡と「米国」を叫ぶ日韓政府 笑いが止まらない米国
- 内閣改造と自民党役員人事 「統一教会との決別」の大ウソ
- ナンシー・ペロシ議長訪台 ペロシは「中国の夢だった」-トランプ
- 習近平-バイデン電話会談 中国VS米国の力関係を占うペロシ下院議長訪台問題
- 安倍晋三元首相の「国葬」をどう考えるか 法的根拠の問題と実質的評価の問題
- ムッソリーニ・ヒトラー・ヒロヒト 何故、ヒロヒトは生き延びることが出来たのか
- 台湾海峡への中国軍機大量出動 余裕しゃくしゃくの中国 内心びくびくの台湾
- 余命10日の岸田内閣に大騒ぎするマスメディアの異常