先週の中国・上海市場から始まった世界同時株安の影響が、週明け5日まで続いた。5日の東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価は17000円を割り込んだ。6日の東京株式市場は、前日までの5営業日で下落幅が合計1500円を超えた反動から、割安感の出た銘柄を買い戻す動きが広がり、自動車やハイテクなど輸出関連の主力株に加え、鉄鋼や不動産など幅広く買いを集め、終値で前日終値比202円25銭高の1万6844円50銭まで戻した。これで世界的な株安の連鎖が止まったかどうかは定かではない。世界経済のかなめに位置する米国経済の行方が当面の今後の世界金融市場の展開を左右しそうだ。
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