とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

映画「うた魂」観てきました!

2008-04-21 00:31:37 | 映画
映画「うた魂」観てきました。
実は「天然コケッコー」の夏帆が出ている青春映画ということだけで観にいくことにしました。

映画は高校合唱団の話です。青春音楽モノは最近流行っているのでそれなりには仕上げているんだろうと思っていました。
結果ですが、非常に微妙な作品に仕上がっていました。
天衣無縫というか、コミック世代の仕上げというか観ていて楽しいのですが、「そんなやつはおらんやろ~!」の連発でした。

青春音楽モノ(高校編)で思いつくのは「青春デンデケデケ」、「リンダリンダ」と、「スウィングガールズ」ですが、前半の二作品はどこかリアリティーがあって、胸がキュンとなるようなところがあったのですが、「スウィングガールズ」は痛快であってもどこかコミカルなものがあったように思います。
「うた魂」は明らかに後者の立場で作られています。

高校女子合唱部のかすみは、歌っている自分が大好きで極度のナルシスト。
ある意味病的なほどで、こんな女の子がいたら鼻持ちならないというほどの存在です。まあ時々、すこしばかり可愛いルックスをしていて周囲からちやほやされてきて、職場にいても誰かが自分のことを助けてくれると勘違いする輩もいないことはないのですが…。
ある日、憧れている生徒会長から「歌っている君を写真に撮りたい」と言われ、自分が好きなんだと有頂天になります。でも、出来上がった写真を見て大ショックを受けます。

生物の時間にスライドでみた鮭の産卵そっくりだったのです。
「歌っている自分がこんな顔だったなんて…」ということで自信を喪失します。

でも出逢いをきっかけに立ち直っていき感じのいい夏帆に戻っていくという何とも脳テンキなストーリーなのです。

きっかけになる不良高校生集団のリーダーがガレッジセールのゴリというのも何ともふざけた設定です。ゴリってもしかしたら30過ぎてなかった?
そんなおじさんがどうして夏帆と一緒の高校生なんだ!

そこらへんが、コミック感覚でないとついていけない所以かもしれません。

作品自体は映画館を出た時にはすっきりしている映画には仕上がっています。日本独特の喜劇仕立てなのかも知れません。

でも、合唱っていいなあと思わせる作品になっていることも事実です。地味な存在の合唱にスポットを当てた田中誠監督の目線はさすがという感じです。

伝説のストリートシンガー役で薬師丸ひろ子が久々に歌声を披露しているのにもご愛敬かもしれせん。

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