ルイガノ旅日記

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ベトナムの風景 (その2) ~ サイゴンの街並み

2008年08月23日 | 海外旅行
インドシナ半島の南東部に位置する南北に細長いベトナム。
古くから中国の勢力下にあったけれども、完全に中国化することはなかったという。
19世紀からは、フランスによる植民地支配を受けたため、
今もサイゴンの街を歩くと、西洋風の瀟洒な建築物を多く見ることができる。
ホテルをとったのは、サイゴンの中心部ドンコイ通り周辺。どこに行くにも便利なところだった。

ベトナムの行政機関、人民委員会庁舎。
広い通りを挟んで噴水広場や街路樹があり、遠目にも美しい。


19世紀末のフランス統治時代に建てられたもので、中央郵便局として利用されている。


アーチ状の天井が優雅な雰囲気を醸しだす。
中央は通常の郵便局で、左右の張り出し部分には、様々なグッズを扱うショップがある。


サイゴン大教会。聖母マリア教会とも呼ばれる。
赤煉瓦造りの重厚な印象を与えるこの建物も、19世紀末に建てられたもの。
そびえ立つ二つの尖塔の高さは約40メートル。正面には聖母マリアの像が立っている。


1899年の建築当時はオペラハウスとして使用されていた市民劇場。
今はコンサートなどに使われているそうだが、改修工事中のため中には入れなかった。


統一会堂と呼ばれる南ベトナム時代の大統領官邸。
地下には、ベトナム戦争当時の指揮所が残されており、見学もできる。


旧大統領官邸から見渡す芝生広場。


ドンコイ通り周辺には、歴史を感じさせる趣のあるホテルが多い。
市民劇場から近いパーク・ハイアット・サイゴン。


こちらは、コンチネンタル・サイゴン。


瀟洒で雰囲気のある建物が立ち並び、街路樹や芝生の緑が美しいサイゴンの街並み。
一方では、一日中途絶えることのないクラクションの喧騒や、
真新しいビルディングの谷間を埋める、今にも屋根の瓦が崩れ落ちそうな家々など、
光と影が交錯し、様々な表情を見せてくれる街でした。

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