青の洞門草紙

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小説「黒い春」とコロナ!

2020-10-14 16:01:03 | Weblog
昨日今日と、秋晴れの気持ちがいい天気です。でも日中の気温は高く、まだ夏が居座っているような感じです。
杵築神社に向かう散歩道の畑の中の柿の木は、果実がたくさん付いて秋本番の光景です。この「食欲の秋」に、青の洞門もコロナに負けずに頑張らなければなりません。
巷では、菅政権の政策理念としての「自助」「共助」「公助」が話題になっています。「自助」というのは自己責任の意味合いで、自分の身は自分で守れということでしょう。
昨日は「自助」の精神で、インフルエンザの予防接種に行ってきました。これは我が家の毎年恒例の行事で、自分で出来ることは自分でやるという政府の役割放棄の裏返しです。
さて、山田宗樹の「黒い春」という怖い小説を読み終えました。これは、口から黒い粉をまき散らして絶命する黒手病という全国各地に伝染する病気です。
対応策を発見できない国家のあたふたさが、今のコロナ問題と絡んでしまいます。黒手病との闘いは終わりがなく、人間の想像をはるかに超えた病原菌です。
「本当の闘いはこれからなのだ」という主人公のセリフで小説は幕を閉じます。小説の中の黒手病、実際のコロナウイルス、今の地球上には突然変異する要因は溢れています。
オゾン破壊による強い紫外線、変異原性物質、放射能など、コロナウイルスのような病原菌はまだまだ生まれてくるでしょう。この黒手病の病原菌は、遣隋使の時代に中国からやってきて突然再生したというから、コロナウイルスとは縁のある話でした。

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